サステナビリティ

社会への貢献

Social

メガチップスは、将来を担う若い研究者が研究に没頭できる環境の提供をサポートしたいと考えています。
社会貢献活動として、大学への寄付を行っています。また、エレクトロニクス分野で男性が圧倒的に多いという現状を変えるため、女性技術者の育成支援にも力を注いでいます。
さらに、国内外の大学とも協業・連携し、新たなイノベーションの実現に挑戦しています。当社の中長期における持続的成長に向けた取り組みであり大学との連携を通じて社会の課題解決に寄与していきます。 

教育支援

⼈⽣に何が⼤切かという質問に、メガチップス創業者の進藤は「やりたいことに挑戦すること」だと答えます。⼈間にとってほんとうの幸せは「やりたいことをやり抜くこと」なので、熱い思いがこみ上げてくるやりたいことを⾒つけ出せば、⾃分の思いに忠実に⾏動することが悔いを残さない⽣き⽅だという考えを持っています。(創業者ヒストリー 番外編1 インタビューより抜粋)

次世代を担う熱い思いをもった若者への支援

新しい技術の芽は、次世代の中から⽣まれます。
世界中で技術競争が激化する中、次世代のイノベーションを担う⼈材の育成を強化することは重要な社会的課題の⼀つです。⽇本においても少⼦化が進む中、理系に興味を持つ⼦どもの減少は⽇本産業競争⼒の低下につながります。
メガチップスは、大学の教育環境整備のための寄付やグローバル人材の育成、理系女子の就学支援等を積極的に行い、社会的課題を解決し⽇本の産業競争⼒向上のために貢献します。

⼤学院・研究⽣への⽀援

  1. エレクトロニクス分野の若手研究者が、先端技術の研究開発に専念できる機会の提供や環境の整備の支援として大学向け寄付を行っています。
  2. 海外インターンシップの実施(2024年夏季予定)
    ・グローバル志向の高い学生に対して、海外関連会社でのインターンシップを実施し、グローバル人材の発掘と採用に繋げる。
    ・インターンシップ期間は1~2週間程度とし、渡航や滞在にかかる費用は全額会社が負担
  3. 理系女子学生(大学・大学院)への支援(株式会社メガチップスによる給付型の奨学金)
    理系の女性が少ないと言われる中で、日本国内の大学・大学院の理系学部・学科・専攻へ進学され、夢や目標の実現に向けて努力を重ねる女子学生の皆さんが安心して学業に専念できるよう、奨学金による支援を行っています。
    メガチップス 給付型奨学金 >

中学⾼校進学⽣徒への⽀援 (創業者が設⽴した進藤記念財団による給付型の奨学⾦)

  • 進藤記念財団

大阪府内において、ひとり親家庭の環境にある生徒で学業優秀かつ品行方正でありながら厳しい経済状況である生徒に対し、奨学金を支給することによる支援を行い、社会に貢献するとともに人材の育成に寄与することを目的としています。
経済的な理由で進学をあきらめることのないように、また安心して勉学に専念できるよう中学校ならびに高校進学を志す生徒さんに返済の必要がない給付型の奨学金による経済的支援を行っています。

⼤学との共同研究

⼤学との共同研究を通じて、新たな社会価値の創造を追求する。社会地域の課題解決に寄与するとともに、グローバルに通⽤する⼈材を育成します。

国内外の⼤学と連携し、グローバルな社会課題の解決に貢献する新たなイノベーションの実現に挑戦しています。
産業機器分野では、物流や製造オートメーション、電⼒スマートグリッドなどさまざまな分野でIoTが活⽤されており、今後もIoTが産業界の変⾰に貢献していくと期待されています。
またAI分野では、AI技術がロボットや⾃動運転に搭載されるなど急速に普及が進んでおり、今後も技術の発展に伴って、製造や流通、医療、農業、⾃動⾞などさまざまな産業でより多くのアプリケーションに採⽤され、社会に変⾰をもたらすものと期待されています。
これまでの⾃社開発主義だけでなく、新たな価値を創造していく包括的な取組みとして、国内外の⼤学との連携に⼒を⼊れ、イノベーションの実現に挑戦しています。

サンタクララ⼤学との共同プロジェクト

サンタクララ⼤学の研究所「SCU Robotic System Laboratory(以下SCU)」と、ロボットが活⽤される時代の到来を⾒据えた、ロボティクス分野における共同プロジェクトを発⾜させました。

研究・開発に打ち込める環境と最新の機器を⽤意

SCUでは、⾼解像度の⾛査型電⼦顕微鏡を保有するなど100nm以下の機能材料、デバイス、システムの研究開発を推進しています。また研究・開発を⾏う際に必要な機材や器具を作成するためのツールやマシーンを完備したSTEMビルを新たに建設するなど、研究者をバックアップする環境が整っています。

“実践型の開発”でエンジニアを育成する Kitts教授の研究室

サンタクララ⼤学教授でありSCUの所⻑でもあるKitts教授の研究室では、開発コンセプトとターゲットを決めて試作機を開発するだけでなく、納期を守って企業が求める品質に⾒合ったものを作り上げる実践型の開発を重視しています。このように企業での開発プロセスを習得することで学⽣はエンジニアとして確実な成⻑を遂げています。

SCUと共同で認知とコントロール技術に関する研究を実施

当社はKitts教授の研究室と共同で、⼯場や⼯事現場、農場や畜産場などの⽣産現場などにおける⼈間の作業をサポートするロボット「Cobot」の基盤技術の開発に着⼿しました。現在は「Cobot」の制御技術として、ロボットが⼈間のジェスチャーを認識し、それに対応した動作を⾏うAI技術を活⽤したシステムの開発を進めています。

  • Kitts教授

    Kitts教授

「Cobot」制御プラットフォームを開発し、新規事業を創出

今後は、「Cobot」の基盤技術のコンポーネントを増やし、「Cobot」制御のライブラリーが実装された当社独⾃のプラットフォームを提供していく予定です。このプラットフォームをロボット産業のお客様にご利⽤いただくことで、ASIC/ASSPのビジネスだけでなく、組み込みモジュールやアプリケーションソフトウェアの開発まで幅広く展開し新規事業を創出していきます。

大阪大学工学研究科との共同研究

研究の⽬的

当社は環境負荷低減の一助となるべく、開発するLSI製品の低消費電力化を進めております。
この度、「振動エネルギー利用に向けた集積回路技術開発」に関する取組みについて、大阪大学工学研究科と共同研究を開始しました。

  • 大学ロゴ

共同研究開始の背景

環境中に存在するエネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティング技術は、充電・取替なしで長期間エネルギー供給が可能な電源として、IoT(Internet of things)の実現に必須の技術です。本研究を進めて実装していくことで、身近な技術として社会全体の電力消費を抑えるとともに利便性向上に寄与することを目指します。

研究への取り組み

研究で培う電力消費量低減効果により社会全体の低消費電力化を目指します。

  • 振動発電に向けた要素回路技術調査,特に高効率整流回路技術に関する検討
  • 高効率整流回路技術に関する検討、および降圧コンバータ回路技術

奈良先端科学技術⼤学院⼤学との共同プロジェクト

研究の⽬的

当社は持続可能な社会の実現に向け、新規事業としてエッジAIビジネスを推進しています。「⾼レート3DセンサーにSNN(Spiking Neural Network)を適⽤したロボット⾼速制御」に関する取り組みについて、奈良先端科学技術⼤学院⼤学と共に研究を開始しました。

  • 大学ロゴ

プロジェクト発⾜の背景

当社が取り組むエッジAIは、センサーにAI処理を直結させたAI branded sensorを⽬指しており、エッジ機器側でロボットシステムが必要とする情報にデータを加⼯してコントローラに渡します。これにより、システム全体の通信量を減らすことができ、結果としてシステム全体の速度や遅延を改善させることが可能です。特に産業/FA分野ではロボットアームや⾃動搬送⾞のユースケースで⾼速かつ低遅延のシステムが望まれます。当社は産業/FA分野で、AIを⽤いたロボットの⾏動計画と⾼速制御設計の研究に着⼿し、ロボットシステム等の安全性や作業効率向上に寄与することを⽬指します。

研究への取り組み

ロボットの⾼速制御(反射的動作)の技術確⽴を⽬指し、当社製品への技術フィードバックを⾏うことで当社ビジネスの優位性向上を⽬指します。

  • SNNによる低消費電⼒かつ⾼速処理可能なAI HWのロボットへの適⽤
  • モデル縮⼩化のための量⼦化アルゴリズムの検討および強化学習への適⽤

東京都⽴⼤学との共同プロジェクト

研究の⽬的

当社は、成⻑市場であるAI分野、ロボット分野等での事業拡⼤を推進しています。あらゆるものがネットワークに繋がり、あらゆるものにAI技術が搭載される極めて⾼度なネットワーク社会の実現に向けて、「超実時間モニタリングのためのロボット知能化基盤技術と5G社会」に関する取り組みについて、東京都⽴⼤学と共に研究を開始しました。

  • 大学ロゴ

プロジェクト発⾜の背景

当社が取り組むエッジAIの⾼性能、⼩型、超低消費電⼒技術は、パーソナルモビリティや⾃動搬送⾞等のロボットの⾃動化、⾃律化に貢献することができます。また、ローカル5Gプロジェクトのコンソーシアムに参画しており、市場拡⼤が⾒込まれるロボット分野で新たな知⾒の獲得や積極的なコミュニケーションにより新たなパートナーと信頼関係を築き、戦略的に新ビジネスの創出と成⻑を⽬指します。

研究への取り組み

コンソーシアムメンバーと共に社会実装に向けた課題抽出とプロトタイピングの検討を⾏います。当社はシステム化基盤を担当し、知能化技術とロボット技術が融合した社会の実現に挑戦します。

産業イノベーション

最先端技術開発へ挑戦し、新市場の創造を通じて⽇本の産業発展に貢献します。

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