米国STマイクロエレクトロニクスより
DisplayPort事業を買収
Who We Are 挑戦の歩み
時代を捉える。先端をゆく。
メガチップスは、1990年に創業以来、独自の技術を駆使して、市場をリードする先端技術と製品を次々と生み出してきました。
30年に及ぶ私たちの製品開発の歩みを紹介します。
Since 1990
システムLSI時代の幕開け。「生産力」から「開発力」へ業界のパラダイムが変化する時代に
日本初となるシステムLSIのファブレスメーカーとして創業
世の中の動き
- 1993国内携帯電話サービスデジタル化
- 1995Windows95発売・インターネットの普及開始
メガチップスの動き
- 1990創業
- 1991顧客専用LSI事業を開始
- 1995自社ブランドLSI事業・システム製品事業を開始
- 1998東京事業所を設置
- 1998株式公開
大規模な生産設備を自社で保有する「生産力重視」が半導体業界の主流だった1990年。メガチップスは、当時の常識を覆す新たなスタイル――すなわち研究開発に特化し、生産はすべて外部へ委託する「システムLSIファブレスメーカー」として創業しました。システムLSIという新たな分野で、ゲーム機向け、ファクシミリ画像処理向けなど、お客様のニーズに合わせてさまざまなASIC製品(顧客専用LSI)を開発しました。1995年には、テレビ向けなどにASSP製品(特定用途向け標準LSI)を自社ブランド品として供給を開始。また、阪神淡路大震災の経験から、遠隔地の様子を映像で記録・配信する機器を、独自の映像圧縮技術を核に開発し、工場・発電所・ビル・エレベーターなど幅広い用途で採用されました。
主な開発実績
- ゲーム機向けLSI(ASIC)
- ファクシミリ画像処理向けLSI(ASIC)
- ワイドテレビ向けウィンドウ制御用LSI(ASSP)
- 小型軽量動画伝送サーバー(システム機器)
- 社員7名で創業した当時の社内ミーティングの様子
- ウィンドウ制御用LSI
- 小型軽量動画伝送サーバー
2000-
ブロードバンド化・デジタル化の時代に
デジタル化の流れを捉えた製品開発でBtoC市場を中心に応用分野を拡大
世の中の動き
- 2000ブロードバンドサービス開始
- 2001携帯電話3Gサービス開始
- 2006国内地上デジタル放送開始
- 2007iPhone発売・スマートフォンの世界的普及
- 2011携帯電話4Gサービス開始
メガチップスの動き
- 2000東証1部上場
- 2004「ISO14001」の認証を取得
- 2006「ISO9001」の認証を取得
通信回線のブロードバンド化と機器のデジタル化が一挙に進展した2000年代。メガチップスは来たるブロードバンド社会の成長を予測し、画像、映像、音声、音楽などのマルチメディア情報を処理する第3世代携帯電話向けLSIや、デジタルカメラの高画質・高精細な画像処理を実現するLSIなど、最先端デジタル機器の高機能化を支えるシステムLSIを開発・供給し、業界内での存在感を高めていきました。
主な開発実績
- JPEG2000 LSI(2004年 世界初)
- 第3世代携帯電話向けマルチメディア処理LSI(ASSP)
- デジタル一眼レフカメラ向けLSI(ASSP ASIC)
- 地上デジタル放送向け受信用LSI(ASSP)
- ネットワークカメラ(システム機器)
- 映像伝送サーバー(システム機器)
- デジタルビデオレコーダー(システム機器)
- ワイヤレスドアホン(2007年 無線LAN採用で世界初)
- JPEG XR IP(2009年 世界初)
- 第3世代携帯電話向けマルチメディア処理LSI
- デジタル一眼レフカメラ向けLSI
- ワンセグ向けLSI
- ワンセグ向けモジュール
- ネットワークカメラ
- 映像伝送サーバー
2013-
IoT時代の幕開け。システムLSIの応用分野が拡大する時代へ
IoT領域にフォーカスしグローバル市場へ事業を拡大
世の中の動き
- 2013「インダストリー4.0」ドイツ国内団体の推進合意
- 2014自動運転の公道実験、米国で開始
- 2016「ソサエティ5.0」日本政府方針発表
メガチップスの動き
- 2013川崎マイクロエレクトロニクスと経営統合
- 2013MegaChips Taiwan Corporation を台湾事業拠点として設立
2013年4月、川崎マイクロエレクトロニクス株式会社と合併し、グローバル化に向けた第一歩を踏み出しました。それまでメガチップスは国内の優良顧客に密着した事業展開を図ってきましたが、川崎マイクロエレクトロニクスの持つ海外ネットワークを活かして、営業・マーケティング・開発のグローバル化を推進。また、両社が得意とするデジタル技術・アナログ技術の融合を図るとともに、海外企業のM&Aなどを通じて競争力のあるASSP製品を製品ポートフォリオに加えるなど、萌芽し始めたIoTの需要にいち早く対応し、世界の優良顧客とのビジネスを拡大していきました。
メガチップス | 川崎マイクロ | |
---|---|---|
技術領域 | デジタルに 強み |
アナログに 強み |
開発工程 | 上流設計に 強み |
物理設計に 強み |
拠点展開 | 国内・中国・台湾 | 国内・中国・インド・米国 |
主な開発実績
- 液晶パネル向けタイミングコントローラLSI
- インテリジェント・センサーハブLSI
- フルデジタル映像記録・伝送システム
- 光通信向けIP、LSI
- アナログフロントエンドLSI
- 有線(同軸線、電源線)マルチホップ通信向けLSI
- 事務機器向けLSI
- 液晶パネル向けLSI
- 産業用通信向けLSI
- ホームネットワーク向けLSI
2017-
産業機器分野にフォーカスした事業展開へ
世の中の動き
- 20205Gサービス商用運用を開始
メガチップスの動き
- 2017車載向け高速有線通信LSIを開発
- 2019世界初の通信技術LON HD-PLCブリッジをGesytec社と発表
- 2020MegaChips LSI USA Corporationを北米の営業拠点として事業活動を開始
- 2021MegaChips LSI USA CorporationによるCVCファンドを設立
メガチップスは、デジタル技術の進化やデータ通信量の増大を見据え、大容量・高速通信に求められる高速有線技術を磨いてきました。この独自技術を活かすことができ、かつスマート化が進んでいる産業機器分野を成長領域と位置づけ、次世代の社会づくりに貢献するシステムLSIを提供していきます。