開発手法・フロー
プロトタイプ検証サービス
プロトタイプ検証サービスは、当社設計のサブシステムにお客様設計の回路を含めたプラットフォームを構築し、詳細検証/ソフトウェア先行開発のサポートを行うサービスです。ASICと等価な回路をFPGA等に実装して動作評価することで、ASICが完成する以前に機能評価やソフトウェア先行開発が可能になり、ASICの品質向上と開発期間短縮を実現します。
FPGAプロトタイプ検証
ASIC開発の回路動作検証として、設計したモジュール回路やシステム回路をFPGAにマッピングして検証するシステムを提供します。PCによるRTLシミュレーション検証よりも高速な処理実行が可能で、検証時間の短縮や、長時間処理の検証が可能になります。
メリット
- 設計したRTLを実時間に近い速度で動作させて検証することが可能
- 検証対象回路によっては、RTLシミュレーションの1000分の1倍の時間で検証可能
- ASICが完成する前にソフトウェア先行開発が行える
- ソフトウェアとの組み合わせで検証することが可能
- 1つの環境でさまざまなモジュールの検証が可能
FPGA活用例
- プロセッサ(ARM, RISC-V, etc.)と周辺ペリフェラルで構成する CPUサブシステムを実装、システム初期化とデバイスドライバのサンプルコードが提供可能
- CPUサブシステムに UDLを組み込んで動作評価
- ボードの構成により、USB、SD、eMMC などのインターフェースもadd on可能
- FPGAデバイスは Xilinx, Intel, Lattice, など各社の様々なグレードに対応
- お客様UDLや購入IPの暗号化に対応、ビットファイル更新をリモートで行いデバッグ~回路修正のTATを最小化
開発・検証フロー図
FPGA検証例
ARM社の A53 をベースにしたCPUサブシステム に、UDL とSDサブシステムを追加した例です。DDRはオンボードのデバイスを流用しています。